日本生活教育連盟綱領


 ※1962年6月、日本生活教育連盟綱領起草委員会で作成。『生活教育』1962年8月号に草案として掲載。


 生活教育は、歴史を動かす民衆の基本的な生活要求に根ざす教育である。生活教育は、現代の社会体制のもとに埋没している、民衆の人間性、科学性、民族性をほりおこし、発展させる、新しい国づくりの教育である。生活教育は、子ども、学校、社会の、内部的な諸矛盾に着目し、その克服の可能性を拡大・充実することをめざしている。わたくしたちは、このような基本的な考え方にたって、学校教育のあり方を追求する。このしごとをすすめるにあたって、わたくしたちは、つぎの指標を確認する。


 一、わたくしたちは、子どもたちの生活意欲、学習意欲をほりおこし、発展させる。
 一、わたくしたちは、人類の文化遺産を尊重し、それにもとづいて教育をすすめる。
 一、わたくしたちは、教育活動の諸分野の独自性を認めながら、それらを統一的にとらえ、子どもたちの全而的な発達をめざす。
 一、わたくしたちは、教師相互の自由な研究交流と結束、父母、子どもとの緊密な組織的な活動をおしすすめる。
 一、わたくしたちは、しんに民主的な学校制度、教育行政、学校運営のあり方をたえず追求する。

                            1962年6月