生活教育5つの指標


 〜生活教育は、人類の生活の発展とともに形成されてきた教育主張である〜

 私たちは、21世紀に向かって、生活教育が本来国際的なものであることを再確認し、以下の5つの指標に基づく豊かな理論と実践を発展させたい。


一、私たちは、子どもの生活現実を見つめ、生活のゆがみや荒れといわれる現象を大人社会との関係において理解し、その中に、彼らの希いや要求が込められていることをつかみ、子どもとともに成長していくことにつとめる。


一、私たちは、子どもの発達を人格そのものの発達ととらえ、人類の文化遺産を尊重するとともに生活現実に根ざした子どもたちの表現を豊かに育て、知的認識と生活行動力の発達を統一するようにつとめる。


一、私たちは、国際社会の一体感がつよまる21世紀の教育の基本ともいえる、「人間の尊厳」、「平和の希求」、「自然と人類の共生」など、地球人類が共に生きつづける思想の獲得を原則とする教育を追求する。


一、私たちは、公教育の企業化、商品化に抗し、子育て、教育のために、家庭・学校・地域の共同連帯の組織を作り、父母・教師・地域住民の力で子どもの豊かな発達がはかられるようにつとめる。


一、私たちは、「生活教育」の基本が日本国憲法、教育基本法ならびに「子どもの権利条約」の精神の実現にあることを確認し、教師の研究と実践の自由を確保し、つねに子どもたちの幸せのために、政府が教育条件の整備拡充に努めるように要求しつづける。


1998年10月13日
日本生活教育連盟21世紀宣言委員会