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タイトル【沖縄戦】『生と死・いのちの証言沖縄戦』
投稿日: 2008/11/07(Fri) 03:52
投稿者1427
参照先http://d.hatena.ne.jp/nisseiren/20081108

『生と死・いのちの証言沖縄戦』
 http://d.hatena.ne.jp/asin/4406051619

 11月8日の日生連60周年記念第1回集会でとりあげられる3冊のうちの1冊。670ページの大作。
 一言で言って、まずオバマアメリカ合衆国新大統領に真っ先に読んでもらいたい本だ。
 沖縄の戦争がどういうものであったか、26人の証言があるが、この悲惨な、非人間的な状況は、イラクでも、アフガニスタンでも同じものがあろう。戦争とはこういうものなのだ。
 この証言は、20年に及ぶ和光小学校と沖縄のかかわり、証言のテープを起こした和光小学校に子どもを通わせたお母さん方、そしてその家族の協力によって活字になった。その人間のつながりの分厚さを感じながらでないと、読むのがつらい。
 なによりも驚いたのは、証言者たちが当時、小学生や中・高校生(の年代)だったことだ。聞き取りをするにはその人が生きていなければならない。今生きている人となると、当時はその年齢なのである。その意味では、沖縄戦を経験した子どもたち、思春期にあった若い人たちの証言記録集なのである。和光小学校では6年生が沖縄に修学旅行に行く。これは別の時代の《同世代》との対話でもあったのか。
 脚注の形で編者行田さんがつけているいろいろな情報が本当に参考になる。これは知っていればいろいろなことがわかってくるが、知らないとかんじんなことがわからなくなりやすい知識である。いわば証言に学問的な裏づけをはじめている。付録の年表も小さいのに圧巻だ。当時の沖縄戦を当時の同世代どうしの《対話》によって具体的に再現しようとしている。
 日本は侵略国家ではなかったとかいって定年退職した航空幕僚長がいたが、この本の証言を読めば、日本はなによりも自国民に対する侵略国家でもあったことがよくわかる。
 この本は、「集団自決は自主的なものだった」などという妄言にとどめを刺すものであると同時に、現在の日本の問題を解決していくということではまたあらたな研究・運動のはじまりともなる本だと思う。

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【沖縄戦】『生と死・いのちの証言沖縄戦』 - 1427 2008/11/07(Fri) 03:52 No.24


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